子どもの頃、母は私が病気になった時、いつも私においしい「ハニーレモン」を作ってくれました。この温かい手作りの飲み物には、生姜、時にはエキナセア茶が含まれていましたが、ハチミツとレモンの搾り汁は常に同じ割合でした。それは私の喉の痛みと咳を和らげてくれました。
ハチミツは母が私に与えてくれたように、ずっと昔から薬としても親しまれていましたが、最近ようやく科学的にもその効能が注目され始めました。さまざまな種類のハチミツが天然の咳抑制剤として取り扱われるようになり、咳に苦しむ子どもたちはハチミツのおかげで夜通しぐっすり眠れるようになりました。その効果は従来の咳止め薬よりも優れていることが証明されています。ハチミツは、口腔病原菌である連鎖球菌ミュータンスを減少させることも明らかになっています。
ハチミツの種類によって、その効能や特性は異なっています。研究によると、呼吸器感染症を引き起こすバイオフィルム形成細菌には、マヌカハニーが効果的であることがわかっています。このハチミツは、ニュージーランドの火山性土壌で育てられた植物から作られ、メチルグリオキサール(MGO)と呼ばれる化合物を含んでいます。
この種のハチミツは組織と直接接触することで効果を発揮します。ハチミツが喉や胃の内壁を覆うことで刺激を抑え、痛みを和らげてくれます。この効果はマヌカハニーをお茶に溶かして飲むことでも得られます。ただし、ほとんどのハチミツと同様に、マヌカハニーに熱を加えすぎないように気を付けましょう。まずお茶を入れて少し冷ましてから、ハチミツを加えてください。
別の方法としては、マヌカハニー製品を噛んだり、吸ったりする方法もあります。砂糖とは異なり、マヌカハニーは口腔内のバクテリアや虫歯の増殖を抑制してくれるので、歯の心配をする必要はありません。実際、ある研究では、MGOの濃度が十分に高いマヌカハニーの場合、歯垢と歯肉炎菌を最大で半分にカットすることが証明されました。
マヌカハニーを喉の炎症している部分に接触させるのが最も効果的なので、マヌカハニーののど飴を舐めることが、喉の痛みを和らげるのに最も良い方法だと言えるでしょう。しかし、残念ながらMGOの量が保証されているのど飴は市販されておらず、売られているのど飴はすべて玄米シロップとサトウキビが使われているものばかりでした。
仕方ないので、私は自らの手でマヌカハニーののど飴を作ってみることにしました。試しにハチミツを高温で調理して結晶化させてみると、硬い砂糖菓子のようなのど飴が出来上がりました。しかし、ハチミツが本来持つ抗酸化物質と酵素を保持するためには、それらを損なわないように低温で調理する必要があるので、私が作ったのど飴は失敗作であると言わざるを得ませんでした。
私は詳しい方法を教授してもらうため、ハチミツ業界の権威である専門家のLes Stowell氏に問い合わせをしました。彼は、「カラメル化を引き起こすまでハチミツを調理しすぎると、ハチミツが持つ効能が損なわれてしまうだけでなく、ハチミツをさらに煮詰めすぎると、変異原性、遺伝毒性、有機毒性、酵素阻害性を持つ良くない化合物が形成されてしまう恐れがある」ということを教えてくれました。
私はのど飴を作るのは簡単ではないとわかり、自分でそれを作るのは諦めましたが、私は他にハチミツを低温で調理してできるレシピがないかを模索しはじめました。理想としては、喉をコーティングして痛みを落ち着かせることができ、かつ、外出先にも持ち運び可能なものを作りたいと思っていました。そして何度か試行錯誤を重ねて、「グミ」という答えに辿り着きました。このグミは、私が子どもの頃から慣れ親しんでいた「ハニーレモン」からインスピレーションを受ており、MGO250 +レベルのマヌカハニーを使用して作られています。
作り方は以下の通りです:
マヌカハニーグミ
<材料>
・お湯:1/2カップ
・フローラ「レモン・ジンジャー・エキナセアティー」:一袋
・フローラ「MGO250+ マヌカハニー」:大さじ2
・ゼラチンパウダー(またはカラギーナンのようなビーガン用代替品):大さじ1
<作り方>
1.通常より少ない水を使用して、鍋でお茶を淹れます。少なくとも5分間その場で蒸らします。味わいを強くするために、通常飲む時よりも濃い目に作ります。
2.ティーバッグをそっと絞り、取り出します。お茶を冷まします。
3.お茶が完全に冷めたら、ゼラチンをお茶の表面に均等に振りかけます。この時かき混ぜたりしないでください。約10分間放置し、ゼリー状になるのを待ちます (ビーガン用のゼラチンを使用している場合は、このステップをスキップしてください)。
4.鍋を中火から弱火にかけ、完全に滑らかになるまで約3分間かき混ぜて加熱します。
5.室温まで冷ましてから、マヌカハニーを加えてかき混ぜます。
6.天板に清潔なグミ型やキャンディー型を置きます。
7.鍋の中身を型に直接流し込むか、スポイトで型に注入します。固まるまで少なくとも1時間以上冷蔵庫で保管します。
8.型から外し、口の中に入れて、グミを溶かして喉をコーティングします。
9.密閉容器に入れて保管すれば、最長1週間もちます。私は冷蔵庫に入れて保管しています。
追記:
このグミはキャンディースイートではありませんが、私の11歳の子どもには「おいしい」と好評です。お好みでハチミツを追加してください。